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【ネタバレしかない】【なべさく】渡辺佐久間ペアの男と女の舞について真剣に考えてみようぜ【滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie】

男と女の舞について、きっと言ってる方はいるんですが、ちょっと花について詳しい人(私)とちょっと歌舞伎に詳しい人(親戚)で真剣に考察(妄想)した記事です。

 

花言葉と歌舞伎界での捉え方を組み合わせて、考察という名の妄想をしています。

 

(役名が分からないので、本人様のことを「くん」呼び、役のことを「さん」呼びしています。)

 


今回は渡辺佐久間ペアのターンです。

長くて駄文です。

 


花はあくまで私の憶測ですので、間違っているかもしれませんが、ご了承ください。

 


本題に入る前に、渡辺佐久間ペアの総括で必要になるので、2019ZEROの「桜の舞」についての私の考察を聞いていただいてもいいですか…?(

 


江戸時代に書かれた本に「春色梅児誉美/春色梅暦(しゅんしょくうめごよみ)」という小説があります。

 


春色梅暦とは、簡単に言って仕舞えば複数の美女が1人のダメヒモ美男子を取り合う、というお話です。

男は元々遊郭の養子で後継人だったのですが、まんまと番頭さんに騙されて貧乏暮らしをすることになります。

その時仲良くして支えてくれたのが遊郭の主人の娘で許嫁でもある優しい美少女、お長さん。

しかし男は性格も頭も良く強い女(バリバリのキャリアウーマンですね)、芸者の米八さんと恋仲で、米八さんが働いたお金で貢いで貰っているのです。

2019ZEROの桜の舞は、男が渡辺くん、お長さんが佐久間くん、米八さんが阿部くん、という感じなのかなぁ、と、勝手に考察していました。

 


しかし!!!

 


今年は目黒くんの参加により、「桜の舞」が「男と女の舞」になり、更に渡辺佐久間ペアと目黒阿部ペアにぱっくり分けられるという!(息切れ)

 


というわけで長い序章お疲れ様でした、

必死に考えた考察をどうぞ😊

 


渡辺佐久間ペアの考察始まります。

 


渡辺さんの格好について。

 


歌舞伎で紫の着物は高貴な人が着る色でもあるのですが、髪型が浪人のものなので、この場合、紫は「落ちぶれた貴族」を表していることになります。

着物の花は桐の花。豊臣家の時代から、位の高い家の人がよく使っている花です。だいたい4月〜5月に見られます。

ですから、渡辺さんは元は位の高かった浪人とわかります。

 


佐久間くん本人は生娘としか言ってないけど、花簪と赤い着物は歌舞伎で姫の鉄板らしい。

 


だから、姫の佐久間さんと身分差の恋という感じになるのかと推測。

 


佐久間さんの着物の色は幸福や喜び、安全を表す橙色。

春の朝焼けか夕焼けの色かなと思います。

 


佐久間さんの着物に描かれているのはモミジ、梅、牡丹のはず。どれも春の花です。(モミジは秋のイメージが強いですが、春モミジというものも存在します。)

 


渡辺佐久間ペアは春のイメージですね。

 


モミジの花言葉が「美しい変化、自制」

 


梅が「高潔、忍耐」

 


牡丹は「富貴、恥じらい、誠実」。そして牡丹は百花の王。絢爛な女性を表すそうですので、「百花の女王」と捉えても良いそう。

 


牡丹も梅も中国が由来の花なのですが、なにか関係があるのかは不明です…

もしかしたら、佐久間さん異国の姫だったり???

いやそしたら着物違うかな…。

 


いやぁ、花言葉からして佐久間さんとことん生娘。姫だけど佐久間くんの生娘っていう表現全然間違ってなかった。。。。

 


浮浪者渡辺さんと箱入り娘佐久間さんが禁断の恋に落ちて、、と、いう感じかと、今年だけの考察なら思います。

 


し!か!し!

 


ここで、最初に挙げた春色梅暦のことを思い出してください!

 


原作では色々女同士でごちゃごちゃした後、結局男が武士の隠し子的存在だったことが判明し、男は地位をぐんとあげ、お長さんを正妻に、米八を側室にして、物語は綺麗に幕を閉じます。

 


しかし今年はその米八がいない状態ですので、2人は結ばれて、2人だけ〜〜っっていう感じなのかな?

 


(後々アップますが、実は2人が春なのに対して阿部の着物は夏の着物の様なので、2人が結ばれるのは去年からもう決まっていた?のかなと…)

 


こちらはどう転んでもめちゃくちゃハッピーエンドになりそうですね。

そして金さんと銀さんが生まれたのかな(

 

 

 

今回の渡辺佐久間ペアの舞についての考察は終わりです!

 

長文駄文お読みいただきありがとうございました!では😊