おたくのぶ

語彙力のないJヲがとにかくうるさいブログです

【ネタバレしかない】【めめあべ】目黒阿部ペアの男と女の舞について真剣に考えてみようぜ【滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie】

男と女の舞について、きっと言ってる方はいるんですが、
ちょっと花について詳しい人(私)と
ちょっと歌舞伎に詳しい人(親戚)で
真剣に考察(妄想)した記事です。
花言葉と歌舞伎界での捉え方を組み合わせて、考察という名の妄想をしています。

 

今回は目黒と阿部のターンです。

 

時間かけ過ぎて前回の渡辺佐久間ペアよりも長文そして駄文です。


最後に妄想コーナーがあるので苦手な方は途中までお読みください。
役名が分からないので、本人様を「くん」呼び、役を「さん」呼びしています。

花はあくまで私の憶測ですので、間違っているかもしれませんが、ご了承ください。


では始まります😊

 

 

目黒さんの着ている着物は白、黄色、空色ですよね。歌舞伎において、若い美男子はだいたい空色の着物を着るんですが、、暗黙のルールでこの男は志半ばで死ぬ運命の侍が多いそうです。
(忠臣蔵とか新撰組のことを考えたらわかりやすいですね)


髪型も当時のイケてる髪型だそう。


男盛りの侍、という役柄でしょうか。

 

阿部くんがすのちゅーぶで言ってたこともありましたが、着物の着方や簪のさし方、帯の巻き方から位が高めな遊女のようです。

 

位が高いとすれば、相当お金を持ってないと買えないはずですよね。だから目黒さんはお金を持っている(はずの)侍の設定なのかな?

 

そして、阿部さんの帯の色が紫!紫!!!

 

位の高い遊女だから、という捉え方もできますが、私は「落ちぶれた貴族か武家の娘説」を推したいです。(

 

着物の柄には、佐久間さんの着物と同じくモミジがあります。こちらは青い葉から赤い葉まで確認できるので、「美しい変化」の花言葉が適切でしょうか?

 

紫の花は桔梗(ききょう)かと。花言葉は「永遠の愛、気品、誠実」。

 

ピンクと黄色の花が色違いでありますが、これは女郎花(おみなえし)かと。
女郎花にピンクはありませんが、着物の花は捏造が多いのでそこはキニシナイ(╹◡╹)

女郎花の花言葉は「儚い恋」。秋の七草万葉集の「美人」の花です。

 

恐ろしいのが、桔梗も女郎花も、由来になっているお話の最後に女性は色恋関連で自殺し、男性も後を追って死んでしまうということ。
(女性が健気で男性がクズなお話です、)

 

ここで2人が死んでしまうバッドエンドになる確率がぐんっと上がるわけですね😊


というかバッドエンドが確定してしまったわけです😊ハピエン渡辺佐久間ペアと正反対😊

 

着物の柄の花の時期から、阿部さんの着物は夏に着るべき柄のようです。ということは、阿部さんの着物の色はぱっと見て桜色に見えますが、時期的に桃色なのかなと思います。


桃色は若々しさであったり、女性らしさを表しますが、純潔な桜色とは真逆で、そういう意味も持つようですね。


桃色遊戯なんていう言葉もあるそうですが…(私の親戚は何十年前の人間なんだ?)

 

それから目黒さんの着物には待宵草が。(これは知ってる方多いですよね、)


黄色だから待宵草で、白やピンク系だと月見草になります。


待宵草でも十分エモいんですが、個人的には、阿部さんの着物に女郎花があるので、男郎花(おとこえし)があってくれても…と。


とはいっても、死ぬはずの目黒さんが雄々しさを表す男郎花の着物を着ていたら…ううん(

 

ちなみにこの2人の着物に描かれている、待宵草、桃、桔梗、女郎花は6月から10月が盛りの夏の植物です。


目黒阿部ペアは夏のイメージのようですね。(どちらも寒い時期に生まれていますが)

 

待宵草の花言葉って、女性のものが多いんですよね。


目黒さんに当てはまるとしたら、「やるせなさ」と、「移り気」。

 

「やるせなさ」について。明治時代、竹久夢二が避暑地で女性と恋に落ちたが結ばれず、ひと夏の思い出となってしまった後によんだ歌に、「宵待草」と出てきます。
本気で愛し合った2人が結ばれなかった「やるせなさ」かな、と…。

 

「目黒さんは本気だけど阿部さんは仕事説」もありますが、ここから私は「どちらも本気説」を推します!


「移り気」について。
着物の色からして、目黒さんは死ぬ直前。
目黒さんの着物の花言葉は、死ぬ前の記念的に行った遊郭で運命的な出会いをしてしまい、死ぬのを躊躇う侍の「移り気」なのかな…。

 

 

というわけで、目黒阿部ペアは、
近々死ぬ予定のイケイケの侍が思い出に遊郭に足を運んで位の高い遊女を買ったら、そこで遊女と恋に落ちてしまった、というお話かな?と考察しました。


どれくらいお金を持っているかにもよりますが、侍なら身請けできそうだけど、どうしてもできない理由があったのかな…。


既に目黒さんが良家の女性を正妻に迎えていた、とか(それだったら遊郭に通えないとは思いますが)、別に阿部さんに身請けの話があったりとか。


それで阿部さんは自殺し、目黒さんは後を追ったストーリーですかね?

 

それでは最後に、目黒阿部ペアのお話で当てはまりそうなお話を一つ。


先程挙げた新撰組総長の山南敬助お話です。


山南は島原の遊郭、角屋の遊女、明里と恋に落ちるのです。
ちなみに明里さんは上から2番目の位の遊女。とにかく上品な女性で、まず中流以上の武家の女性だと言っても通るほどだったと言われています。

しかし山南は新撰組から脱走し、その後なんかやんやあって(ここエモくて長くなるので割愛)沖田総司に捕まります。
そして、彼は切腹することに。切腹する直前、山南と明里は格子越しに言葉を少し交わすだけの逢瀬があったそうです。

 


あのシーンは死後の世界で幸せに過ごす恋人を描いているのかもしれませんね。

 

ーーここからドギツイ妄想入りますーー

 

 

 

 

…………エッ

 

 

格子越し…??(新撰組の話は親戚から教えてもらった)

 


さぁ映画を見た皆さん。特に6日9時回の中継を見た皆さん、そしてそのレポを読んだ皆さん。(読んでない方は私も書いているのでぜひお読みください!)

 

 


うわああああああ!!!!こいつら生まれ変わりなんじゃねえのーーーー!!!めめあべーーーーー!!!!!!

 

まぁ確かに阿部が先に目黒のこと褒めてたし??自然な流れで目黒も阿部のこと褒めてたけど??別に他の人に話振ることだってできたじゃない??え???なに??

 

っていう…ね…しんどいね…(阿部が幸せならなんでも良い人)

というわけで以上になります。

 

あぁ〜もう数分の映像を合計したら2日中分になるくらい電話で語り合って1日かけてまとめるという…途中何故か鼠小僧と関連づけようとするし…(テーマソングは猫とか言ってた)

 

長文駄文失礼しました…!
では!